2020/7/24

さむ、、、身体がだるい、、、今何時だ??

スマホを観ると午前3時だった。だるくて眠い。

 

昨日は飲みすぎた。

職場の人と地元の小さなビアガーデンに行った。

ハイボールとウーロンハイをたくさん飲んで

それなりに楽しかったけれど

酔っ払うと女と飲みたくなって

20代後半?くらいの女子10名くらいのグループをみつけて

いいな~話したいな~いけないかな~と

タイミングをうかがっているうちに

そのグループが解散して

ただ不甲斐なさがだけが残った。

 

やるせない思いで、もう一軒行こうと思い

同級生に鬼電したが、結局フラれて

代わりに8/5に飲む約束を取り付けた。

 

地元の駅から自宅へ帰る、帰り道

数カ月前に別れた大阪の女の悪口をごちゃごちゃ言いながら

衝動的に工事用のLED点滅灯と

自分の傘をぶっ壊した記憶がだけが残っている。

最悪だ、酒を飲むとどうしてこうなるんだろう。

喉がカラカラだし、口の中がめっちゃ臭い。

もう少し寝るか。部屋の電気を消した。

 

さむい、、、なんで冷房消して眠れないんだろう。

身体もだるい。スマホを観ると午前5時。

今日仕事だっけ?あ、違うわ。

 

一昨日、柳生さんが亡くなった。

今日はあれだ、なんだっけ、お通夜?

いや、違う、告別式だ。

 

柳生さんの告別式。

午後12時15分から。

兵庫県の式場。

 

愛知から新幹線で60分 約7500円

愛知からアーバンライナーで200分 約3000円

即決でアーバンライナーで行こうと思った。移動費は少しでもケチりたい。

 

今住んでいるところから名古屋まで約60分。

合計すると兵庫の式場まで片道260分。

 

ちょうどいい電車もなく

逆算すると午前6時半には家を出ないといけない計算。

 

出かける支度に1時間はかかる。

そうすると午前5時半には起きないと。

 

と思いながら、さらに寝落ち。

結局目覚めたのは午前5時50分だった。

 

頭を洗い、急いで支度。

礼服諸々の用意をそれなりにしておいたおかげで何とか間に合いそう。

俺はこの年になってもまだネクタイが結べない。

アーバンライナーの中で動画見ながら覚えることにした。

 

祝日関係なく働く弟を起こしてから、6時40分に家を出た。

駅まで歩いていくと間に合わないので、弟のマウンテンバイクを借りて駅へ向かった。

鍵が無いタイプなので盗まれるれるかもしれないが

弟はまあ大丈夫でしょと言っていた。

大丈夫かなと一応は心配になって

走っていくか?と頭をよぎったが、乗っていくことにした。

 

マウンテンバイクで昨夜酒乱のまま歩いてきた道を逆走する。

自分が壊したLEDの残骸をみて、自分は残念な存在なのだなと悲しくなった。

 

電車には無事間に合い名古屋駅着。

そこで次のクエスト。

 

近鉄へ乗り換える約15分の間に金券ショップの自販機で

近鉄株主券を購入する。

コロナ期間で需要がなくなり一枚1200円で購入できのだ。

 

競歩で自販機まで向かうと自販機には先客がいた。

いかにも金持ってなさそうなデブで不潔そうなおっさん

必至に小銭を自販機に投入し続けている。

急いでいるのでイライラしてくるが、若干のプレッシャーを放ちながら我慢。

おそらくありったけの小銭を投入しおわったおっさん。

ディスプレイには310円足りないとの表示。

おっさん、1000円札を自販機に投入。

結局おつりで690円戻ってきて本末転倒。

まじで意味不明。なんの達成感もない。

 

ぎりぎりで株主券を購入して、出発1分前のアーバンライナーに乗り込んだ。

本当は余裕をもっておにぎりとお茶くらい買っておきたいところだった。

 

家でワックスをつける時間がなかったので電車内で髪を整えた後

動画を見ながらネクタイの結び方を学ぶ。

 

なかなか動画通りできず

こんなこともできないのかと情けない気持ちがこみ上げてくる。

諦めずに30分ほど四苦八苦してなんとかネクタイの結び方を習得した。

 

女にネクタイをしてもらうシチュエーションへの憧れがあった。

だから結び方は覚えない、とか恥ずかしいことをお花畑な脳みそで考えていたけれど

でもきっと本音はめんどくさいだったのだなと思った。

今まで付き合ったは女は全員ネクタイを結べないやつばかりだったし

もう観念した。そしたらできた。

 

その後終電の大阪難波まで1時間くらい寝て乗り換え。

乗り換えた電車内では動画で告別式のマナーを復習し

11時30分に目的地に着いた。

目的地には父親が車で迎えに来ていて

そのまま一緒に式場へ向かう。

 

式が始まると悲しさがこみ上げてくる。

柳生さんはとても暖かい人だった。

こんな自分に優しくしてくれ、親身に話も聞いてくれた。

 

完全無欠の陰キャでコミュ障の自分が

それなりに人と話せるようになったのも柳生さんのお陰だった。

自分という存在を受け入れてくれた人だった。

目で人を斬っている、だから人へのハードルがなかなか外れない。

つらい人生だったねと言われ号泣したのを思い出した。

 

自分が人に話しかけると面白みのないし迷惑だろうと考えていたのだけれど

その考えをやめ、自分を偽って、陽キャにカメレオンして

積極的に人の輪の中に飛び込むようにしていったらそれなりに知人ができ

周りからコミュ力おばけと呼ばれるようになった。

でも元々無理をしているのでとても疲れるし、嫌になる時もある

知人にはなるが深い仲にならないし、どこまでいってもさみしさとむなしさが残る

けどそれでいいかと思っている。

 

亡くなったという実感が沸いてきて、とても申し訳ない気持ちがこみ上げてきた。

そして、本当にお別れなんだなと思うと涙が止まらなかった。

最後にありがとうと伝えることもできなかった。

 

ひたすら泣いた後、気持ちを切り替えられないでいた。

自分のこんなところも苦手だ。

自分自身のご機嫌を取るのがこの世で一番苦手だ。

 

ナオが東京から来ていた。きっと4、5年ぶりの再会。

ナオは上京して一人暮らしをしながらSEをしているらしい。

久しぶりに会えて嬉しいはずなのに、全然会話が弾まない。

会話の話題を思いつかないし、うまく言葉が出てこない。

コミュ障の自分丸出しで、うまく陽キャを演じることができない。

 

これは自分の中で告別式のショックから

立ち直れていないのだろうと思い込むことにしたが

本音は強い劣等感からくるものだとわかっていた。

自分はずっと実家に住み、地元で安月給で働き、特に成果もあげられず

かといって、何か能力がついているわけでもなく。

現状を打破したい気持ちはありながらも、

何もやる気が起きないむなしさから毎週飲みに行き

何もしないことに焦燥感を覚えながら

日々が溶けていく。

 

ナオは上京し自立していてとても立派にみえた。

強烈に自分がいつも以上に哀れな存在に思えた。

 

式が終わるとそのまま父親の車に乗って兵庫から愛知へ帰ってきた。

愛知から乗り合わせてきた加藤さん、さっちゃん、母親が同乗し

加藤さんが運転してくれた。

加藤さんは自営で車の塗装屋をやっており、自由に働けること

自分の好きなことをやって毎日楽しいと語っていた。

最近趣味でうさぎを飼っているそうで

加藤さんのうさぎ専用のインスタをフォローした。

朝から何も食べていないので、途中鈴鹿PAで焼肉丼を食べた。

本当は三宮で焼肉丼が食べたかった。

 

職場に車を置きっぱなしだったので、職場まで送ってもらい

そこから自分の車で自宅へ帰った。

 

橋本さんと沼の人とアマガエルがフンをしていたので掃除してやった。

 

その後、弟の自転車を駅におきっぱなしにしていることを思い出した。

最近太ってきており、youtubeの広告をみてまんまと定期購入の契約してしまった

MAYP-UPを水で流し込むと

駅までマウンテンバイクを取りに向かった。

ちょっと心配したがマウンテンバイクは盗られていなかった。

 

MAYP-UPは軽いトレーニングでかなり痩せるらしいので

マウンテンバイクを思いっきりこいで家まで帰った。

飲み始めて1週間、MAYP-UPの効果は一切感じない。

風を切って猛スピードで走るのはなんだか久しぶりで

最高に気持ちがよかった。

が、思っていた5億倍近く息切れした。

少し悲しくなった。

 

帰ってきて軽くシャワーだけ浴びた。

 

その後は啓発本でも読むか、とか動画で勉強するかなど

考えたが、どうしてもやる気が起きず

ベッドでライバロリのポケモン実況を観ながら

気づいたら意識を失っていた。